<まこも菌Q&A>

Q1.まこも菌とはそもそも何ですか?

A.日本古来より河川や沼に自生している、在来種の真菰(まこも)に宿るといわれている菌です。
かなりの高温や、また低温にも非常に強い耐熱菌で、どのような環境にも適応すると言われています。

また、まこも菌は極小かつ高速で運動するため、その生態については未だ謎に包まれていて、科学的には証明されていない事の方が多いです。


Q2.食用のマコモダケとの関係はありますか?

A.マコモダケは基本的に、外来種の真菰に黒穂(くろぼ)菌が感染して、肥大した物です。

山陰に自生している在来種につきましては、黒穂菌は感染しません。

また、まこも菌と黒穂菌は、全く別のものになります。


Q3.真菰とまこも菌は何が違うのですか?

A.真菰は「植物」で、まこも菌は「微生物」です。

真菰自体に、まこも菌が棲んでいるわけではありません。そのため、真菰を加工し、飲用または食用にしたとしても、まこも菌を摂取することは出来ません。

例えて言うなら、大豆と納豆の違いのように、大豆をそのまま食べても、納豆菌は摂取できないのと同じ事になります。


Q4.テゴポン、テゴチャポンとは何ですか?

A.真菰・おがくずなどの天然資材を、まこも菌を使って発酵・熟成させたものです。

これらを使用することで、様々な菌環境を整えます。

*テゴポン:粒状で、ゆっくり作用します。

*テゴチャポン:液状で、テゴポンより早く作用します。
状況に応じてお使い下さい。


Q5.何に使えますか?

A.主に田畑、プランター、花瓶などの、植物の活力液として使えます。

他には土壌改良、バイオトイレ、臭い消し、家畜やペットへの利用、足湯、コンポストでの生ゴミ分解促進、水槽やビオトープなど、多岐にわたって使用できます。


Q6.テゴポンとテゴチャポンの使用方法を教えて下さい。

A.テゴポンは、土にそのままパラパラと撒くこともできますが、水出しして使うこともできます。
その場合、バケツに水を張り、不織布タイプを一つ入れてよく揉み、一晩置きます。出来た水溶液で水やりをします。一つで200Lくらい作れ、色が薄くなっても効果はあります。

テゴチャポンは、用途に合わせて10~1000倍に希釈するか、または原液でも使用できます。一般の肥料は濃度が濃いと植物の生育に影響を与えますが、テゴチャポンは全く問題ありません。状況に応じて、希釈率を変えてご使用下さい。


Q7.テゴポンの白い層はなんですか?

A.白色腐朽菌という、植物の分解に適した菌です。品質には問題ありませんので、ご安心下さい。


Q8.テゴチャポンに緑色の苔のようなものが出てきましたが、大丈夫ですか?

A.日光に当たると出てきやすいですが、品質には問題ありません。目詰まりなどが心配であれば、冷暗所に保管して下さい。


Q9.テゴチャポンの袋が膨らんでしまいましたが、大丈夫ですか?

A.テゴチャポンは、菌の活動によって袋が膨らんだり、逆にしぼんだりすることがありますが、こちらも品質には問題ありません。もし膨らんだ場合には、時々空気を抜いてあげて下さい。


Q10.植物にはどうやって使うのですか?

A.畑や鉢の状況、作る作物などによって、必要な菌の量は変わってきます。そのため一般の肥料のような規定量や散布回数などに決まりはないのですが、土壌改良を迅速にしたい場合は、始めにしっかり使用すると改良が早く進みます。
菌環境が整えば、毎年菌の投入量は減らしていくことができます。

*使用方法の一例

プランターの場合、テゴポンひとつかみを撒くか、もしくはテゴチャポンの1000倍希釈液を、水やり代わりに使用してください。

畑の場合は、一坪当たりテゴポン1~3袋(畝の大きさや作物の種類、慣行栽培か自然栽培かによっても、必要量が変わってきます)を撒くか、テゴチャポンの1000倍希釈液を土の表面がしっかり濡れるくらい、散布して下さい。葉面散布でも大丈夫です。原液であればより効果が高まります。

病気になった時も、10~100倍くらいにして撒いてください。


Q11.農薬や化学肥料を使用している畑でも使えますか?

A.はい、使えます。ただし、そういった畑では微生物が不足しているので、濃度を濃くしたり、散布量を増やして下さい。菌環境が整っていくにつれ、使用量を減らしていけます。


Q12.キエーロとは何ですか?

A.土、木、光、風など、自然本来の力を利用したコンポストです。


Q13.キエーロの土は、普通のコンポストの土と違うのですか?

A.基本は一緒です。ただ、テゴポンやテゴチャポンを併用することで、土壌菌がより活性化し、菌濃度も高くなります。そのため、作物も良く育ちます。

また、夏場でも悪臭がしなかったり、冬場でも分解を助けてくれたりします。


Q14.お掃除に使えますか?

A.テゴポンやテゴチャポンで作った水溶液で、お掃除ができます。まこも菌が臭いやホコリを抑えてくれます。


Q15.カビに効きますか?

A.カビ菌は殺さないですが、繁殖しにくい環境にすることができます。


Q16.ペットに使えますか?

A.はい、使えます。飲み水に入れたり、ペットフードに希釈液を振りかけたりすることで、毛づやがよくなったりします。


Q17.水槽にはどのように使いますか?

A. テゴチャポンの原液を数滴入れればOKです。水が濁ってきたら、また足してください。


Q18.花瓶に使えますか?

A.はい、使えます。お花の色が鮮やかになったり、よく長持ちします。テゴチャポンの原液を一滴入れればOKです。


Q19.足湯にはどのように使いますか?

A.テゴポンの場合:
不織布タイプの袋を一つ、お湯の張った足湯の容器に入れて、手でよく揉みます。(バラタイプをご自分でパックに詰めても良いです)。お湯は捨てずに繰り返し使えます。また、残り湯を家庭菜園などにご使用いただくのもおススメです。

テゴチャポンの場合:

体感をより感じたいときに有効です。一袋入れてお使いください。濃度が高いほど、体感も出やすくなります。こちらも捨てずに繰り返し使うことができます。


Q20.足湯で臭いが出ました。どうしたらよいでしょうか?

A.足湯のお湯を日光浴させるか、まこも菌を少し足して下さい。また、お湯を何回か繰り返し濾すと、より臭いが落ち着きます。


Q21.加齢臭や汗、たばこの臭いにも使えますか?

A.はい。テゴチャポンの1000倍希釈液を振りかけてお使い下さい。


Q22.バイオトイレに使えますか?

A.はい。糞尿の臭いを抑えます。また、鶏糞や牛糞の処理にも使用できます。


Q23.寒冷地でも使えますか?

A.まこも菌は様々な環境に適応するので、寒冷地や、日照時間の短いところでも使用できます。


Q24.テゴポンやテゴチャポンは飲用などに使えますか?

A.テゴポンやテゴチャポンの原材料は天然資材を使用しておりますが、食品として製造してはおりません。
また、食品添加物でもありません。